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ダウンはとてもデリケートなので頻繁に洗濯する必要はありませんが、シーズン終わりには洗濯してから保管しましょう。ダウンの膨らみ(ロフト)が落ちてきたり、臭いが気になった時も洗濯のタイミングです。シーズン中は、汗や皮脂がつきやすい首周りや袖口を、固く絞った濡れタオルで拭き取りましょう。
使用後のケア
使用後は、ハンガーに吊るすなどしてロフトをつぶさないようにして下さい。 保温力を保つためには、ロフトを保つことが必要です。なるべく空気の通り易い状況での保管がお奨めです。また生地へのダメージを避ける為、直射日光の当たらない場所に保管して下さい。スタッフバッグに入れたり、たたんでの保管は避けて下さい。 フィールドからスタッフバッグなどに入れて帰ってきたら、すぐに出して干すようにして下さい。
※ロフト:ウェアの膨らみのこと。膨らみがある分、そこに厚みのある暖かい層が作れるため保温力が高まります。
部分的に汚れてしまったら
首周りや袖口などは、直接肌に触れることが多いので、汗や皮脂汚れがつきやすくなります。またフィールドで汚れがついてしまうこともあるので、部分的に汚れを拭き取るようにしましょう。タオルなどに水で薄めたダウン専用の洗剤をつけ、軽く拭き取るように汚れを落とします。洗剤が残らない様、固く絞った濡れタオルでしっかり拭き取りましょう。
臭いが気になる場合は、裏返しにし短時間天日干しすると効果的です。
汚れや臭いがひどい場合
頻繁に洗濯する必要はありませんが、汗や皮脂などの汚れにより、ダウンのロフトが落ちてしまうことがあります。また臭いも気になるようですと、洗濯が必要です。シーズンが終わり、長期間保管される前も、洗濯されることをお奨めします。
《手順1》
ダウンの扱いはとてもデリケートです。必ず洗濯タグを確認し、その内容に合わせたケアを行って下さい。
※ここでは基本的なケアの方法をご案内させて頂きますが、洗濯タグの内容を優先させて下さい。
※自宅でのケアがご不安な場合は、お近くのクリーニング業者様へご相談下さい。
《手順2》
洗濯前に、破損予防のためファスナーやボタンはしっかり閉めます。フードや裾のドローコードはシワが無いよう伸ばしておきます。
《手順3》
たらいや浴槽にぬるま湯を張り、ダウン専用洗剤または中性洗剤を入れよく溶かします。
※ダウンの脂分をなるべく落とさないため、ダウン専用洗剤がオススメです。
※分量や水温は、使用する洗剤の説明に従って下さい。
《手順4》
ウェア全体をしっかり浸け、軽くやさしく押し洗いします。
※ダウンが絡み合ったり、ロゴプリントなどが剥がれたりする恐れがあるので、強く揉んだりしないで下さい。
生地の汚れがひどい場所は、生地を傷めないようスポンジなどで軽くこすって落とします。
《手順5》
洗いが終わったら、洗剤が残らないようしっかりすすぎます。洗剤が残るとロフトなどに影響しますので、何度も行って下さい。
《手順6》
すすぎが終わったら、脱水します。ウェア内の水を軽く押し出すようにします。できるだけ水を押し出せたら、バスタオルなどにくるみ水分を取ります。
※ダウンが絡まる恐れがありますので、脱水機にかけたり、絞ったりしないで下さい。
《手順7》
ある程水気が抜けたら、乾燥機で乾燥させます。生地が傷まないよう低温に設定し、なるべく大き目のネットに入れましょう。
《手順8》
乾燥機で乾ききっていない場合や乾燥機を使用できない場合は、直射日光の当たらない風通しのよい場所で平干しして下さい。
※ハンガーなどに吊るして干すと、ウェア内でダウンが片寄る恐れがあります。