頻繁に洗濯する必要はありませんが、汗や皮脂などの汚れにより、機能の低下やダウンのロフトが落ちてしまうことがあります。また臭いも気になるようですと、洗濯が必要です。シーズンが終わり、長期間保管される前も、洗濯されることをお奨めします。
※こちらの動画にて詳しく解説しています。
動画ではダウンのスリーピングバッグにて案内しています。
必要なもの
・バケツや大き目の桶など。(浴槽等でも可)
・洗剤(詳しくは下記参照)
・タオル
・洗濯用ネット(乾燥機使用の場合)
・平置きできるテーブルやすのこ(乾燥の際に使用)
部分的に汚れてしまった場合
首周りなどの直接肌に触れることが多い箇所は、汗や皮脂汚れがつきやすくなります。
またフィールドで汚れがついてしまうこともあるので、部分的に汚れを拭き取るようにしましょう。
固く絞ったタオルなどに洗濯液をつけ、軽く拭き取るように汚れを落とします。汚れを落としたら、洗剤もしっかり拭き取りましょう。
※洗剤について
ダウン製の場合:ダウン専用洗剤
中綿製の場合 :柔軟剤、漂白剤、蛍光増白剤の入っていない液体の中性洗剤、もしくは専用洗剤
汚れや匂いがひどい場合
ダウンの扱いはとてもデリケートです。必ず洗濯タグを確認し、その内容に合わせたケアを行って下さい。化繊中綿もダウンほどデリケートではありませんが、必ず、洗濯タグを確認して下さい。
※ここでは基本的なケアの方法をご案内させて頂きますが、必ず洗濯タグの内容を優先させて下さい。
※自宅でのケアがご不安な場合は、お近くのクリーニング業者様へご相談下さい。
洗濯前の準備(手洗いの場合)
汗や皮脂汚れの着きやすい内側もしっかり洗いたいので、ファスナーは全開にして下さい。
※洗濯時はファスナーの歯で生地をひっかけたり、歯自体を傷めない様、注意しながら洗って下さい。
・洗剤について
(ダウン製の場合)
大きな桶や浴槽などにぬるま湯をはり、ダウン用洗剤を入れてよく混ぜて下さい。
※ダウンの脂分をなるべく落とさないため、ダウン用洗剤を使用して下さい。
※分量や水温は、使用する洗剤の説明に従って下さい。
(化繊中綿製の場合)
大きな桶や浴槽などにぬるま湯をはり、柔軟剤、漂白剤、蛍光増白剤が入っていない液体の衣類用中性洗剤、もしくは専用洗剤を入れよく混ぜて下さい。
※分量や水温は、使用する洗剤の説明に従って下さい。
洗い
洗剤を入れた桶にスリーピングバッグを入れ、全体をしっかり浸します。ファスナーが引っかからないよう注意しながら、強く揉んだり擦ったりせず、押し洗いします。全体をしっかり洗えるよう表裏をひっくり返して洗います。
※ダウンの場合には、ダウンが絡み合ったり、ロゴプリントなどが剥がれたりする恐れがあるので、強く揉んだりしないで下さい。
※中綿の場合には、ダウンほどデリケートではないので、足で踏み洗いも可能です。
すすぎ
洗いが終わったら、洗剤が残らないようしっかりすすぎます。洗剤が残るとロフトなどに影響しますので、水を入れ替え、何度も行って下さい。
脱水
すすぎが終わったら脱水します。スリーピングバッグ内の水を軽く押し出すようにします。
できるだけ水を押し出せたら、バスタオルなどにくるみ水分を取ります。
※ダウンが絡まってしまったり、中綿を痛めてしまう恐れがありますので、脱水機にかけたり絞ったりしないで下さい。
乾燥
直射日光の当たらない風通しのよい場所で平干しして下さい。バスタオル等で水気を吸い取っておくと効果的です。
※直接床に広げず、すのこやネットなど地面に着かない状態にして下さい。ダウンや綿の偏りを防ぎます。
(ダウン製の場合)
ある程水気が抜けたら、タンブラーで乾燥させます。生地が傷まないよう低温に設定して下さい。
平置きでの乾燥時には、ふっくらとしあげるために空気を取り込むのがオススメです。
※詳しくは動画参照下さい。
(化繊中綿製の場合)
中綿を傷める恐れがありますので、タンブラー乾燥はお奨めしません。
その他のケアについて
・使用後のケア
汗や湿気で湿ったままにしておくと臭いやカビ、ロフト(膨らみ、かさ)低下の原因となります。使用後は、しっかりと乾燥させてから収納して下さい。
内側も湿り易いので、ひっくり返して乾燥もさせて下さい。なるべく直射日光の当たらない風通しのよい場所で乾燥させ、天日干しする場合は、紫外線などによる生地の劣化を避ける為、短時間で行って下さい。
※時間がある場合はフィールドで一度乾燥させるのもお奨めです。
・ファスナーのケア
ファスナーの開け閉めは丁寧にゆっくり行って下さい。無理に引き上げたりすると生地を噛みこんでしまうことがあります。生地を噛みこんでしまった場合は、無理に開こうとせず、ゆっくりと一度戻してみて下さい。
※ファスナーが固い場合には、潤滑油で滑りやすくするのもオススメです。
・撥水処理について
洗濯で十分な撥水効果が戻らない場合は、撥水剤で撥水処理を行うと、生地やダウンの濡れ予防などに効果的です。
※撥水剤の使用(スプレータイプ)は近づけ過ぎるとムラになってしまうので、少し離して使用して下さい。
※使用する撥水剤の「使用上の注意」等をよく読んで、必ず風通しの良い屋外で作業して下さい。